こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

トートタロットに聞いてみた★【自分を愛する】の本質とは?

寒中お見舞い申し上げます…こうゆづ☆です。ご訪問ありがとうございます。2020年1本目の記事(ルパンは除く)は、タロットカードでお届けします。年末に棚卸する予定のテーマだったのですが、新年に持ち越しという…。これもまた、私らしいといえば私らしい。そうそう、令和2年1月11日拝んだ初満月は、とても美しかった!手を伸ばして触れたくなるような、パワフルなお月さまでした。

さて、昨年、スピリチュアル的な学びの場で、よく耳にしたのが【自分を愛する】という言葉。人生の舵をとるのは自分自身。現実は自分が見たい世界、作りたい世界の反映であり、自分が望んだように世界を創造している。自分の周りで起きている現実は、全て必然だというお話。

実際には、ツッコミをいれたくなるような場面も、多々あったのだけど、こういう風に人生をとらえる生き方もあるし、人それぞれの世界があって然るべきのお話。自分がどう感じるかという個人的な気持ちを剥き出しにしても、あまり意味はないし、大した問題とはいえないな…と、その空間に居ることを体感し、多様性を楽しむことに決めた1年でした。

そこで、【自分を愛する】という意味がもつ本質をトートタロットで表現するとしたらどうなるのか…というテーマで、3枚引きしてみました。

A)顕在意識:【自分を愛する】というテーマで、私自身が気づいている本質。引いたカードは、Cups6(喜び)+ 20. Aeon(永劫)+ 21. Universe(宇宙)

B)潜在意識:【自分を愛する】というテーマで、私自身が気づいていない本質。引いたカードは、3. Empress(女帝)+ Wands10(抑圧)+ Swords3(悲しみ)

〈へぇ~、面白い!〉という声が、思わず飛び出た。A)と B)では、まるで世界観が異なるではないですか。そうして、思い当たる節もあり、図星をさされて、しばらく爆笑していました。自虐という感情は、笑いを引きだす才能があると思う。

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★トートタロットに聞いてみた!と、いなないていそうな画像でお送りしています。


 A)顕在意識のストーリー(世界観)
瞬時に感じたのは、さすが!【きれいごとが好き】な私の特質をズバリと、ついてきたな…ということ。描いた絵は、【大袈裟が過ぎるほど、無上な協調性】。

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知的財産権の関係上、トートタロットカードの画像の使用を差し控えております。ご了承ください。

  • カップの6〉には、一般的なタロットカードでは、懐古主義的に、感情の矛先が過去の喜びへ向かうような意味合いがあるが、トートタロットの立ち位置は、【今ここ】の感情を純粋に楽しむという感覚。その根源には、ハーモニーを大切にする姿勢がある。独りよがりの楽しみというよりは【Give&Take、Win-Win】的な要素の確立が存在しているかがポイントである。つまり、仲間やチームメイトと楽しみの感情を分かち合う喜びに重きがおかれるということ。もちろん、自分の立ち位置を確保するのが前提で、喜びの中心には自分自身がある。
  • 〈永劫〉には、新しい時代の流れの中にいる個人を【俯瞰】するような視点と、その時代の流れの中に身を置く個人のゆっくりとした【変化】の視点、個人の意識とは無関係に変わりゆく世界、新たな【生命が誕生】する躍動の視点がある。視線は、今ここから未来の可能性へと注がれる。立ち位置は、その時々の状況によるが、基本的には変化・変容の中にある。いかなる生物も、時間の流れには逆らえない。決められた世界標準時間、1日24時間という日々の中で、個人が変化を感じようが感じまいが、刻々と時代は変わっていく。個人が望む【理想的な状況】に追いつくためには、最低3年以上の長い時間が必要。しかし、プロセスにおいては、確実に好ましい変化・変容が起きている。
  • 〈宇宙〉のカードには、壮大な再生のエネルギーがある。完成からの出発。目標の達成。しかし、旅は、終わらない。人生をあきらめない限り、再び、始まる。個人的な感覚では【不死鳥】をイメージするカード。自分というものを最も厳しく、最も優しくみているのは、自分自身。他人の眼を逃れられても、自分の眼から逃れることは許されない。逃れた先にあるものは、バラバラに分断されてしまった肉体と精神と魂だけ。再び、戻ってこれるかどうかは、自分次第。輪廻・転生。トートタロットでは、土星】を象徴するカード。到達点と思っているものの先に、まだみぬ景色が存在することを、時間を制限したり、区画整理の如く分断したりすることで、気づかせてくれる。

大アルカナの後半、20⇒21のカード、人生の旅の中でも精神性を象徴するようなカードが出たことから、〈私どんだけきれいごと好きなんだ~!〉と感じたわけですが、まさに、自分を愛するということは、終わりのない旅のようなもの。意識の使いようで、無限にも有限にもなるわけです。なんだか、禅問答みたいだな。

人生において【理想を掲げ続ける】こと、その時間の流れを、確実に堪能できるような贅沢な喜びを、仲間と分かち合える豊かさこそが、自分を愛するということなのさ!と、3枚のカードが伝えてきているのだと思う。これが、私の顕在意識…。あからさまにカードで突き付けられると、図々しく恥ずかしい…。

 B)潜在意識のストーリー(世界観)
瞬時に感じたのは、壮絶な痛み。これは、してやられたな…【一本とられた】という感情。描いた絵は、【酸いも甘いもかみ分け、性の性(さが)を受容する】。

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  • 〈女帝〉は、いわゆる母性。狭義には、良妻賢母的な内助の功を象徴するカードである。献身的に世話を焼き、慈悲深く見守る。自分の役割を養育と繁栄であることを受容的に自覚している人。広義には、ある特定のテリトリーの中で、太っ腹に力強く、そして活き活きと活動するスーパーウーマン。チームを助けること、サポートすること、育てることに長けていて、献身的に尽くす。その結果、いつのまにかとんでもない地位に君臨していることも。ここでは、性的な役割を広く捉え、生物学的な性に特化するのではなく【性自認】による性という視点を付加したい。自分を愛するということは、自分のその時々の立ち位置で、器を広げてて役割を把握して、育む行動を行う人。そこには、何者をも恐れず、自分自身も周りの状況も受容するということに特化した誇りという潔さが存在する。行き過ぎると、過保護、過干渉、おせっかいになることも。
  • ワンドの10〉には、純粋な火のエネルギーが最終局面を迎え、くすぶり、今にも燃え尽きる状況を表わす。ワンドの9で完成したものが、行き過ぎてしまったことで、もはやパワーは残されていない。充電切れ。自分自身のキャパシティーを超えた余力のない状況(内的な限界)と、環境、時間、人間関係などの分の悪さ、過度の圧力につぶされる状況(外的な限界)の両方の意味を含む。解決策は、今ある状況をストップし、リセットすること。火のエネルギー(活力、情熱、直観、本能、創造など)をリサイクル。根源(ACE)に立ち返り、再び、果敢な挑戦を始めることで、状況は、劇的に進歩していく。疲弊が続けば、社会の歯車の中で漂流するゾンビの仲間入り。
  • 〈ソードの3〉には、過去の喪失体験からくるトラウマ、記憶を内包する悲しみ、怒り、痛みなどの意味がある。父と母(2)から子(1)が生まれて(3)になるる。つまり、生まれるという体験には【分離】という感覚が伴う。バランス(2)をとって居心地のよかった環境(子宮)から、強いストレス(陣痛)によって細く狭い道(産道)へと押し出され、無理やり母の肉体から引きはがされるような激しい痛みの体験が、今まさに【蘇る】という感覚である。天秤座の土星の要素を含むこのカードは、まさにバランスや客観性、公平、中立という感覚に優れた天秤座が、どちらか一方に傾いたり、別の方法を模索したり、探求したりすることを許していく学びのプロセスを含んでいる。今、自分がうまくいっていないという感覚を受け入れること、ネガティブな側面に目を向ける厳しさ、見た目の美しさで物事を判断したがるクセ、格好つけたがるフリをする自分の弱さに目を向ける機会を、そっと提示してくれるカードである。

潜在意識は、自分を愛するということは、A)のようなきれいごと、理想ではすまない世界であることを示唆している。愛の中に、どっぷりとつかっていくこと。それは、ある意味、経験・体感することでしか語れない世界であることを教えてくれる。

潜在意識が伝える【自分を愛する】の本質には、以下の視点が含まれている。

  • 生命エネルギーが枯渇するまで行動して、再び、パワーチャージして前進する熱量を備えること。
  • 過去に傷ついたとしても、なお、心(ハート)は、まっすぐに現在、未来へと続いていく希望につながること。
  • 生物学的に女性である自分の性を受容しつつも、男性性女性性という相反する性をあわせ持つことを自覚し、自分を、相手を、環境を豊かに育んでいくこと。

つまり、一見、ネガティブにみえる側面、傷を負い、限界に次ぐ限界であくせくし、痛みによる怒りを抱える自分を、まるごと受け容れ、抱きしめて、次世代へ幸せをつないでいく意識こそが、自分を愛することであると伝えている。ははぁ~ん。

あくまで、私の解釈であるが、A)とB)では、明らかに世界観は異なる。A)は大アルカナが2枚。対して、B)は大アルカナが1枚。A)の方がはるかにスケールが大きく、精神性が高いメッセージのように見えるが、気づきの視点は、B)の潜在意識からの訴えの方が、より実際的で、現実的で、鋭い力強さを秘めているように感じる。

またもや、トートタロットは、私に、すぐにでも行動に結びつけることが出来るような【具体性】を伴ったメッセージを、ズドーンと届けてくれました。無意識の世界を、カードを通して意識することによって、ハッとビックリするような発見につながってくる工程のひとつひとつが、とても愛おしい。そして、楽しい新年の初タロットでした。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)