こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

妖怪noことほぎ★今日と明日の30文字なるもの【the 24-25th】

ご訪問ありがとうございます。Kohyuzuです。今日は朝から、てんやわんやでした。午前中の予定を、変更せざるを得ない状況に。世の中には、当然のごとく、仕事と家庭の両立をこなす人々がたくさんいますね。心の底から、尊敬します。皆さまのおかげで経済は、成り立っております。どうもありがとうございます。

たまに、根を詰めて働くと、私の小さな脳みそは、すぐにパンクしてしまいます。〈癒しのピアノ曲が聞きたいなー、それも名探偵コナンのテーマがいいなー〉なんて思いつつ、YouTubeを検索していると、Cateen/Hayato Suminoさんという方のピアノ演奏をみつけました。残酷な天使のテーゼ…。まぁ、これでもいいか!とポチっとな。

軽い気持ちでポチっとしたその演奏に、ビックリを通り越して、度肝を抜かれました。選曲も、アニメ・ゲーム好きなら、多分ドンピシャ!アレンジが素晴らしいです。

今日は、このCateenさんの演奏を聴きながら、ブログを書いています。こんな風にピアノを演奏できたら、ピアノで生きていこう!って思えるのかな。世の中には、世界で活躍しているプロの方、技巧的に上手い才能あふれる方など、たくさんいますよね。その中でも、胸をうつような、衝撃をうけるような演奏に出会えるかどうか…それは、また、世間の評価とは〈別もの〉なんですよね。

Cateenさんは、とても、軽やかに、踊るように、ピアノを弾く方だと思いました。よかったら、ぜひ、先入観なしに聞いてみてください。

 

それでは、今日も妖怪がおくる【今日と明日の30文字なるもの】へ、いってみよー!

 

【0531】今日の妖怪365

いそがし:貧乏暇なし
《はじめの一歩》あなたの欲しいものは、不要なものをひとつ手放すことで、入ってきます。解放しましょう。

 

【0601】明日の妖怪365

玉藻前(たまものまえ):燃犀之明
《はじめの一歩》外見や巧みな言葉に惑わされて、本質を見失わないように気をつけましょう。

 

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5月最終日。今日の妖怪は【いそがし】でした。いそがしは、いわゆる物語としての史実は、見当たりません。ただ、人々が〈忙しい、慌ただしいと、昼夜なく、あくせく働く様子〉を妖怪が憑いている仕業だと考えた、お江戸の庶民のなかで、自然と、広がっていったようです。

百鬼夜行絵巻』の中に、残されている絵を、水木しげる氏は、犬のような顔つきをしたと表現しているが、私には、到底、犬にはみえません。淡水系魚類から進化の過程で、陸にあがった両生類が、いきなり人に化けたような姿に見えるので、どちらかというと、蛙に近いイメージのような気がします。両生類の憑きモノ妖怪。

 

妄想ついでに書くと、陸で過ごすことにあこがれた蛙が、バタバタと忙しくしている人にとりついて、その間は、人としての生活を楽しんだのでは、ないかと思いました。

両生類は、水陸両生の生物で、陸だけで完全に生活するには、肺が未発達。そこで

  1. あるとき、蛙は、考えた。常に、慌ただしく走り回っている人、ひと時ものんびりしていない人は、余裕がないので、蛙であるボクが妖怪となって、とりついたとしても、バレないだろうと。バタバタと足音をたてて、動いている人物をねらって、とりついてみた。もともと、働き者で忙しそうにしている人に、とりついているので、全くバレる気配がない。味をしめた蛙は、とりついている間は、その人物に【倍速以上の動きをさせる】ことによって、陸上での生活を満喫した。
  2. そうして、呼吸が苦しくなってくると、また水の中へと帰っていく。とりつかれたモノは、【いそがし】の仕業であるとは、気づかない。【いそがし】が、水の中に帰っていった後に、憑きモノが落ちたように『あれ?なぜ、私はこんなところに来てしまったのだろう』と、水辺で首をひねった。そうして、風に揺れる水面をながめながら、もと来た道を戻っていったそうな。
  3. のちに、やりすぎてしまった【いそがし】が、出てきたのだろう。とりつかれた当人以外の人がみると、その〈いそがし憑きの人〉の動きは、人なるものとは、思えないほどの〈慌てっぷり〉である。そうして、休む間もなく、働き続けたために、健康を害する人が次々に、現れるようになった。おかしいと訝しんだ人々は、〈尋常でない慌てモノ〉をみつけると、ゆっくりと身体を休ませるように、忠告した。
  4. ゆっくり、休まれてしまっては、蛙の化身である【いそがし】も、陸上での生活を十分、楽しむことができない。それからは、人間にバレないように、注意深くとりつく人物を見極めて、分別のある範囲で陸での生活をたしなんだそうな。

おしまい。完全に妄想ですので、悪しからず、ご承知おきください。

 

現代では、働き方改革によって、仕事の仕方にも【多様性】が認められるようになりました。それでも、日本人は、世界から見ると、まだまだ〈仕事に拘束される時間が長い〉と、いわれていますね。

仕事が好きで、自分の意思で、猛烈に働いている人には、【いそがし】は、とりつくスキがないかもしれません。けれど、時間外労働を強いられている人、もしくは、強いている人、上司にいわれるがままに、睡眠時間を削って仕事をやり遂げなければならない…と、自分の意図とは無関係に、責任感を背負っている人には、もしかしたら、【いそがし】が、とりついているかもしれません。

 

あなたの周りにも、【忙しい】が口癖になっている人たちは、いませんか。 その方の肩を軽くたたいて挨拶してみてください。憑きモノが落ちたように、動きがゆるやかになったなら、それは、きっと【いそがし】の妖怪が、あなたの近くにも存在している証しです。顔を見たが最後、今度は、あなたが狙われてしまうかも。くれぐれも、お気をつけくださいませ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)