こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

妖怪noことほぎ★今日と明日の30文字なるもの【the 13-14th】

ご訪問ありがとうございます。Kohyuzuです。昨日は、令和に入ってはじめての満月。ネット上で、様々な満月の画像がアップされていました。かなりの方が、美しい十三夜の月に出会えたようですね。近所に、比較的ハッキリとお月様が見えるスポットがあるのですが、私が夜の散歩で外に出たときには、すでに雲に隠れていたのか、昨夜は、みることが出来ませんでした。

本日は十六夜。全国的に雨になる予報なので、拝めそうにないです。個人的には、意識して、月を探すよりは、ふと、みあげた空にポッカリと浮かぶ月を、発見したときのほうが、テンションがあがります!…と、本心なんだけど、若干、負け惜しみ。

さて、今日も妖怪がおくる【今日と明日の30文字なるもの】へ、いってみよー!

 

【0520】今日の妖怪365

白沢(はくたく):芸は身を助く
《はじめの一歩》人生は、学びと選択の連続です。思いのままに生きて、生きて、生き続けよう。 

 

【0521】明日の妖怪365

人形神(ひんながみ):人を呪わば穴ふたつ
《はじめの一歩》道は、四方八方に通ず。道は1つではないことを、覚えておきましょう。

 

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今日の妖怪は【白沢(はくたく)】でした。白沢といえば、畠中恵さんの【しゃばけシリーズ】を思い浮かべる方も、少なくないのではないでしょうか。私の中では、完全に白沢は、仁吉(にきち)と、脳内変換されます。仁吉は、イケメンの優男、だけど、そのポテンシャルは底が知れない。見かけに反して、腕っぷしの強い妖怪・聖獣なのです。

仁吉は、犬神である佐助とともに、長崎屋の薬種問屋で手代をつとめる妖怪です。普段は、人のなりをしています。主人公である病弱な若旦那〈一太郎〉の世話をやくこと、その甘やかしっぷりは、尋常ではありません。若旦那が少しでも咳をしようものなら、寝床を準備し、薬の調合をし、外出を禁じて、それはもう、徹底した溺愛・心配ぶりなのです。水戸黄門さまの片腕、助さん的なイメージです。

白沢は、古来中国に伝わる伝説上の生物です。牛の身体に人の顔をもち、六本の角と九つの目をもつユニークな姿をしていたようです。一方で、知恵と知識を十分に兼ね備え、人の言葉を理解して話し、森羅万象に精通していたそうで、【吉兆】を表わす瑞獣として知られています。

中国古来の伝説上の生物といえば、他には〈麒麟やドラゴン、鳳凰〉などがいますね。白沢も、同じような位置づけの瑞獣であるといえるでしょう。普段は、姿を隠していますが、国を統一・統治するとき、高徳な人物につかえるときに、この世に姿を現して、根本的な対処の方法について、説いたようです。参謀のような役割を担いつつ、病魔や悪病を払う厄除けの象徴としても、崇められていた白沢。

白沢は、たぐいまれな能力をもつ生物という、位置づけですが、学ぶことを怠らず、知識と知恵を統合して、生きていく覚悟、その努力の先にある【希望】のようなものを、内包した教えであると、いえるのではないでしょうか。

それにしても、【万物の一切を知る】なんて、どのような境地なのでしょうね。私には、とても想像が及ばない、気宇壮大なスケールであると思われます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)