こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

妖怪noことほぎ★今日と明日の30文字なるもの【the 14-15th】

ご訪問ありがとうございます。kohyuzuです。日本全国あちらこちらで、火山活動が活発化してますね。改めて、日本には多くの活火山が、存在していることを思い出しました。地震と火山活動には、密接な関係があるのでしょうね。

沖縄はGW明けに梅雨入りしていますが、全国的には、まもなく梅雨の季節を迎えます。自然災害の脅威…迫りくる予感。梅雨前線が、日本に停滞を繰り返すことを考えただけでも、ゾッとします。豪雨による影響は、計り知れないものがあります。

「〇〇年ぶりの…」だの、「〇〇年に1回の…」だの、今までの記録を上書きするように、報道されていますからね。

古(いにしえ)のときから、我々人類にとって【空模様】は、尽きることのない関心ごとでした。〈日照りによる干ばつ、乾燥による感染症の蔓延、集中豪雨による大洪水〉なんだか、ワードを並べているだけでも、気が滅入ってきました。1世紀を経て、巡り巡って、同じようなテーマが再び、到来してきているような感じがするのです。

考えても、なるようにしかならないので、景気よく、おめでたく♡生きていきたいものです。

それでは、妖怪がおくる【今日と明日の30文字なるもの】へ、いってみよー!

 

【0521】今日の妖怪365

人形神(ひんながみ):人を呪わば穴ふたつ
《はじめの一歩》道は、四方八方に通ず。道は1つではないことを、覚えておきましょう。

 

【0522】明日の妖怪365

煙羅煙羅(えんらえんら)= 煙ゝ羅(えんえんら):優游涵泳(ゆうゆうかんえい) 
《はじめの一歩》五感をフルに使って、季節の移ろいを、花鳥風月を感じてみましょう。

 

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本日の妖怪は、【人形神】でした。〈ひんな〉とは、人形のことです。富山県の西部地方(礪波あたり)に伝わる呼び名で、憑き物の一種だそうです。式神に似たような位置づけといえるでしょうか。ということは、この人形、作れるんですよね。というより、作った人形に願掛けして、自分の願望・欲望を満たすために、力をかりるのです。

式神もそうですが、例えば、呪術をかけた場合、相手に術を破られると、術をかけたわが身に呪術が返ると、言われています。つまり、この人形も、作って祀ったが最後、人形と一生を添い遂げることになるのです。【死なば諸共(もろとも)】なんだか、演歌の歌詞に出てきそうな禍々しい世界ですね。

人形の作り方は、綴るのも、おぞましいので、他の方のブログに委ねますが、材料に、〈7つの村の7つの墓地の土〉…という、くだりが出てきます。そう、この【7】という数字が、引っかかったので、数秘的な話に少しだけ触れてみます。音階(ドレミファソラシド)やラッキーセブン(777)でおなじみの数字で、私たちの生活においては、どちらかというと好感触の数字であると、いえそうです。

7という数字は、【欲・欲望】を表わします。よい意味では、〈向上心、前進、真理の追究〉などがあります。適度な状態が行き過ぎると、強い欲望から転じて、〈コントロール、勝利〉などの意味がでてきます。

冒頭で述べた、自然に対する【驚異・畏怖】のようなものを、我々人間は、奥底に持ち続けています。それは、天候や自然というものは、あまりにもスケールが大きく、神秘的、かつ、コントロール不能。つまり、到底、太刀打ちできないこと、叶わないことを、本能的に察しているからでしょう。それでも、人というのは、自然を利用しようと、山を切り開いて、森林を伐採し、土地をならして、文明の象徴ともいえる高層ビルを、競うように建設してきました。なんとか、突破口を見出そうと、抗うのです。

〈よりよいものを、より便利なものを!〉物事への追究をあきらめない姿勢は、知恵の集結をみるように、素晴らしいものです。けれども、より高みを目指すことに目覚め、それがピークに達したとき、ご都合主義の【コントロール】の道へと、向かい始めるのです。

 

《自らの欲望を満たすがために、それだけが目的になってしまって、人として間違った方向に、間違った手段を選択して、結果的に、自分の首を絞めていないか?》

人形神は、憑き物となり、確かに存在することによって、私たち人間に、【戒め】の警鐘を鳴らしてくれているのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)