こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

たかがカード、されどカード。カードでつながる異業種交流、ワークショップに参加して

Kohyuzuです。この3連休は、寒かったですね。寒さに強い私も、今年に入って初ダウンジャケットを着込んで出かけました。インフルエンザウイルスも、ピークは越えたようで、心なしかマスク姿の人が少なくなってきたような。次は、スギ花粉の季節ですね。品種改良で花粉が飛ばないスギを開発したようですが、林業の担い手が減少しているため、なかなか作業が進まないという、もどかしい課題も抱えているとか。

さて、ですます調から変わって…。

連休最終日、【Points of You®のワークショップ】を体験してきた。いわゆるカードゲームのようなもの…というのは、いささか乱暴な紹介の仕方かもしれない。ホームページ上で紹介されている冒頭文を簡単に記すと、イスラエルで誕生して、現在では147か国、19言語に翻訳されて展開されているクリエイティブなフォトカード。創造力、発想力に刺激を与えるツールとして開発された。GoogleIKEAIntelなどの企業内改革ツールとして、ビジネスにおける解決思考アプローチとして採用されているとある。

情報に疎い私がPoints of YouⓇの存在を知ったのは、最近のことである。カード好きな私は、一瞬でこのカードを使ってみたいという衝動にかられた。難しいことは分からないし、分かろうともしていなかった私は、鮮やかなフォトカードを拝みたいという、とてもシンプルな理由で参加することにした。会場では、すでに面識のある方同士が盛り上がっていて、場違いなところに来てしまったと、一瞬、気後れした。けれど、テーブルに並んだ色とりどりのフォトカードを見つけた途端、本来の目的であるカードを楽しむことを思い出し、その場の空気に身を任せることにした。

 


 

はじまりは、カードの選択 <自己紹介>

会場は、10人で1つのテーブルを囲んで座るようセッティングされていた。名刺サイズほどのフォトカードには、1枚ごとに1つの単語が記されている。一方は日本語、もう一方はヘブライ語(だったか、曖昧)…私はヘブライ語表記のテーブルを選んだ。フォトカードの右脳的なイメージを、日本語表記の単語に投影して左脳優位でカードを解釈してしまうかもしれないと直感したからだ。

席が決まると、並んでいるカードから、直感的にこれ!と思ったカードを1枚ひいて待つようにとアナウンスがあった。私の目には、5枚ほどのカードが一気に飛び込んできたので、1枚にしぼるのに1分ほどかかってしまった。 

選んだカードは、冒頭のワーク、【自己紹介のツール】として使用することに。正直、「しまった。」と思った。選ばなかった4枚のカードの中に、もっと話しやすそうなカードがあったからだ。少し考えれば、カード選びが何のためのものか、すぐに予測がつきそうなものだが、テンションMAXの私には、とうてい無理な話。しどろもどになりながら、カードの絵柄をほぼ無視しての自己紹介。他の方々は、絵柄と結びつけながら、それは見事に理路整然と話されていて、その鮮やかな思考と表現力に圧倒された。

その後は、隣の席の人とカードを交換したり、席を移動したりしながら、ペアを変えつつワークが進行。2019年に入ってから一番よかったと思ったこと、今までの人生でよかったこと、嫌だったことなどをシェアしていった。

3枚のカードを選択 <ワクワクカード>

休憩をはさみ、異国情緒あふれる音楽で心を無にした直後に、今度は単語表記のないカードも加わり、新たに3枚のカードを選びなおすことに。【ワクワクする】というお題でイメージする、3枚のカードを選ぶという争奪戦。私は、他の人と選ぶカードが被らない自信があったので、比較的ゆっくり選んだつもりだったが、それでも早かった。直感とか、ワクワクとか、そんな単語が並ぶだけで、心が逸る私。

個人的には、このワークが一番おもしろかった。4-5人がグループになって1人ずつ選んだ3枚のカードをひろげる。そこで、そのカードを選んだ人以外のメンバーが、≪なぜその人がそのカードを選んだか≫、イメージをふくらませて、好きなように自由に発言するのだ。その後、実際にカードの持ち主が、≪どういう部分にどのようにワクワクを感じたのか≫、その理由を話す。つまり、答え合わせをする。それをグループごとに繰り返していく。選んだカードはもちろん、全員が違うカードなのだが、同じようなイメージを持ち、キーワードが似るカードもあれば、発想や着眼点がバラバラになるカードもあって実にユニーク。カード1枚で、こんなに視点やイメージが広がるのものかと、ドキドキして興奮が止まらなかった。

最後に、自分の選んだ3枚のカードに、単語でタイトルをつける。そして、そのタイトルをチャートに沿って、直感的に言葉をつなげていき、【最終的なキーワード】を導き出す。タイトルと終着地点のキーワードは、同じ言葉になることもあるらしいが、私を含め、シェアした方々は、みな違う言葉に変化していた。この作業による気づきは、それぞれが心にとめおくというアプローチで、ワークショップは終了した。

ワークショップの面白さ <感想>

どのような経緯と目的をもって、ワークショップに参加したかは、人それぞれだが、カードというツールを介すことで場の雰囲気が、一気に加速して熱をおびてくるのが印象的だった。カードのもつ質感、質量は、1枚1枚違っていて、エネルギーが渦巻くように轟々と流れていくのを感じた。カードとつながることで、話そうと思っていたことと違うものが不意に生まれて言語化してみたくなったり、相手との距離感がふと縮んで、自己開示しやすくなったり、今まで感じたことのない開放感であった。

参加してよかったと思うワークショップは、大抵、様々な場面において、暴走したり、故意に突き抜けたり、頑なに閉じたり、そういう極端なことをする人がでてきても、最終的には、なんとなくひとところに落ち着いて収まってくる感じがある。誰かが躍起になってリーダーシップを発揮しなくても、自然、すーっと進んでいく感じがするものだ。誰一人として同じ考え方の人間はいないことに、ふと気づく瞬間、【個人として、今ここに在ること】を強く意識し、生命の鼓動、躍動を実感する。

 

このような方におススメ! <体験会>

最後に、このような方にPoints of You®の体験会はおススメ!(あくまで個人的見解)

  1. 物事の判断基準は、感情より思考が優先だ
  2. 常に考え事ばかりしていて、頭が疲弊している
  3. 論理的、合理的だと思う
  4. 気づくと、〇〇しなければならない、〇〇すべきだ、と考えている
  5. 結論がないと落ち着かない

ぜひ、こういう世界もあるのか!と、頭をフニャフニャにして、童心にかえって楽しんでほしい。もちろん、このカードのポテンシャルは、全くゆるいものではない(むしろシャープである)が、入口は非日常を体験してみる…くらいの方が、使い勝手がよさそう。

 

たかが…カード1枚、けれど、その1枚の放つイメージは、とてつもなく強い。そしてはるか遠い。されど…カードなのだ。そうだ!やっぱり私は、カードが好き。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)