こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

妖怪noことほぎ【今日と明日の30文字なるもの】Day4-5

Kohyuzuです。休み明けの1週間が終わりましたね。連休中もお仕事の方、お疲れ様です。五月病という言葉がありますが、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。私は長らく、シフト制の仕事をしてきて、久しぶりに世の中の大半の方たちと、同じ流れの連休を過ごしたせいか、身体がビックリしております。普段は、朝起きて動き始めると、お腹がグーグー騒ぎ出し、次第に身体が目覚めていく感覚があるのです。けれど、今週は、午前中ずっとお腹が重く、代謝がいまいちな感じです。徐々に、慣らしていくしかないのでしょうね。皆さまも、体調には、気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、本日も、妖怪がおくる【今日と明日の30文字なるもの】いってみよー!

 

【0511】今日の妖怪365

二恨坊の火(にこんぼうのひ):疑心暗鬼を生ず 
《はじめの一歩》礼節正しいふるまいを心がけ、他者と適度な境界を見定めましょう。

 

【0512】明日の妖怪365

累(かさね):天網恢恢疎にして漏らさず 
《はじめの一歩》公明正大な行動を意識すること。答えは、あなたの内側にあります。

 

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今日の妖怪は、二恨坊の火でした。まさに、漢字そのままの意味で、伝承には、二つの恨みを抱いた日光坊という僧(山伏)が、【怪火】に化したと、記されています。摂津の国・高槻庄二階堂村(現在の大阪府茨木市二階堂)では、春から梅雨のおわり(3月~7月)頃に、曇りや小雨の晩に【目耳鼻口のある人の顔のような炎】が、飛びまわる様子がみられたそうです。

『本朝故事因縁集』『諸国里人談』の中に、人助けの思いを、嫉妬により踏みにじられた上に、無実の罪によって殺されてしまった日光坊の無念の記述が、残されています。この世への遺恨が、怪火と化してしまっただけで、特に、人への悪さをするわけではなかったようです。なんだか、もの悲しいですね…。

 

妖怪の類は、【カルマの象徴】のように、描かれているものが多い気がします。今世での遺恨が、来世へ持ち越され、たびたび、化けてでてくる。自覚のないままに、怪火と化してしまうことのないように、今をノビノビと楽しく過ごしたいものです。

【火】といえば、私も小学生の頃、ある団地の一角から神社の周辺で、度々出るという【火の玉】を探しに、出かけたことがありました。大人たちからは、食われるだの、神隠しにあうだの、近づかないように、さんざん脅されていたのですが、子どもというのは好奇心の方が、恐怖に打ち勝つのですよね。

残念なことに、私には見えなかったのですが、一緒に行った同級生の1人が「白い炎のようなものが、たくさんみえる。」と言って、怖がっていたのを、思い出しました。いつの時代でも、このような逸話は残っていて、自然と、語り継がれていくものなのかもしれません。元のあなた様の姿にもどって、心安らかに成仏してくださいますよう、お祈りいたします。合掌。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

Kohyuzu(こうゆづ☆)