こうゆづ☆の【とおまわり】

令和元年12月に、ブログタイトルを変更しました。心の動くままに、とっちらかったテーマで書いています。

行動ありきのOSHO禅タロット!大アルカナ旅ものがたり…火・雲の巻

Kohyuzuです。今日は散歩道ですれ違った4人組の男女のお話から。一人の青年が「ね~、知ってる?月が大きく見えるのってさ、地球との距離が近いときだって。で、小さく見えるのは、遠いときなんだって!すごくない?知ってたー?」と、興奮気味にとても楽しそうに話していました。私は会話を耳にして、吹き出しそうになりました。

なぜって?話に意外性がないからです。近い⇔大きくみえる、遠い⇔小さくみえる。人の目が捉える映像そのものです。遠近法の世界と、逆のことが起こっているのなら、その発見に心が沸き立ちます。けれど、青年は、至極当然に思える現象を、それは世紀の大発見のようなテンションで話していたのです。

むしろ、『青年よ、君の会話の中身と燃えあがるテンションのギャップに、大きな意外性をみたよ…。』と私は、なんだか愉快な気持ちになったのでした。そうして、William Smith Clarkの言葉とされる「Boys, be ambitious like this old man 」が、浮かんできた瞬間でもありました。『きっと、いいことあるよ!』そんなことを感じたひと時でした。

さて、今日はOSHO禅タロットの大アルカナ物語〈火・雲〉編を、サクッと綴ってみようと思います。追って、続きを書きますので、気が向いたらアクセスしてみてください。

 

天界から…プロローグ0(ゼロ)

宇宙…遠く離れていて、到底アクセスなど不可能に思える神の世界。そこには、あなた自身のマスターも、あなた自身の中にある無償の愛も、すべて統合されて、ただ在る。ゼロの輪のなかにある、空(くう)は、なにものにも属さず、なにものにも成れるのだ。あるけど、ない。ないけど、ある。禅問答のように、【のれんに腕押し】のように、単なる【まやかし】のように、聞こえるかね?ふぉっふぉっふぉっ。それは愉快じゃな。旅にでるがよい。己のための旅に。自分の内にあるものに気づくがいい。はじめから持っていたと気づくじゃろうがな。楽しみじゃよ。

はじまりのとき…Ⅰ.EXISTENCE

サー、スワッスワッ、サーサーサー、ジージー、フワッ、ユラユラユラ、ローローロークルッリリリりり………苦しい、苦しい。眩しい。アッ!ワーンワーン。出た。

あーぁ。とうとう、独りになってしまった。ひとりぼっちじゃないって嘘だ。でも、確かにあるな。ここに、ボクという肉体は、裸で存在している。はじめから、ココにあるって、気づく。こういうことを言っていたのかなー。さーて、どっちに行こう。

火の旅へ…Ⅲ⇒Ⅱ⇒Ⅳ⇒Ⅴ⇒Ⅺ

うん。なんだか、自由な感じがするわ。心のそこからワクワク・ドキドキ。新しくなにか始めるときって、熱を感じるのね。湧き上がってくるこの感じ。忘れないうちに、想像を【創造】して、カタチを残しておきましょう。うん。それがいいわ。

あー、怖い。イヤだわ。ワタシが思っていたのと、全然違う。あの人は、どうしていつもワタシのものを欲しがるの。本当はイヤって言いたいのに、なされるがまま。ワタシが表現したいものはどこにあるの?【お腹の下のほう】がフワフワする。なにかしら。

なんだ、これ。いつのまに鎖につながれたんだ?こんなもの、ぶったぎってやる。俺様にできないことなんかないさ。ヒトから言われたから?とめられたから?ヒトと違うから?関係ない。【好きなようにやるさ。】俺様の領域を、阻むものなど何もない。

ん?どこに向かっていたんだろう。松明の火で照らしていたものは、いつのまに、見失ってしまったのか。我さえも…暗闇では、みつけることができない。未来はどこだ?この先、どうやって進んでいけばよいのか。今、我にできること【闇と共に】あること。

ウォー!ラチがあかない。もうたくさんだ。自分から動かずにはいられない。ここから出てやる。絶対にだ。なんか方法はあるはずだ。探せ、探せ。壊せ、壊せ。なにかが叫んでる。必死に声をあげている。今こそ、【突破】するときだ。出るぞ!!!


【天界から…】ふぉっふぉっふぉっ。どうだね、はじめての旅は。腹の底から、燃えるような熱や強いパワーのようなものが、立ち上ってくるのがわかるかね?自分の足で立ち、自分で歩む方向を決め、自分の内側からわいてくる情熱に気づいたとしたなら、旅は順調じゃよ。大いに喜ぼう。成長の証なのじゃから。進むのじゃ、思いのままに。

 

雲の旅へ…XⅡ⇒XⅥ⇒XⅢ⇒ⅩⅤ⇒ⅤⅢ

あれ?なんだか夢をみていたような気がするよ。確かに、ボクの中にはエネルギーが漲っている。パワー満タン。チャージ完了。もっともっと、大きく広々とした世界をみたくなったよ。さぁ【新しい次のステージ】へ行こう。自分の足で歩こう。

なんだ、なんだ!ドクンドクン。胸の鼓動がやけに大きく聞こえるな。うわー、なんだか足元もグラグラしてきた。【天変地異】か?助けてくれ。やっと立ち上がれたのに、放り出されるのはイヤだー。うわーーーーーーーー。ドスン。パラパラパラ。

あぁ、落ちてしまった。せっかく頂上までのぼりつめたと思ったのに。だけど、あんなに高いところから落ちたのに、ボクの心も身体もまったく傷ついちゃいない。そうか、【変化】ってこういうことだ。またイチから始めるだけさ。何者にだってなれるんだ。

おっと、なんだかうまそうな匂いがしたような気がしたんだが。気のせいか。せっかく仲間ができたんだ。独りさみしく旅するより、群れていたほうがラクじゃないか。ん?この鎖はなんだ?縛られているのはオレか?縛っているのはオレ自身か?【ガォー!】

あぁ、幻だった。自分以外の別のモノになるなんて、所詮、無理なことだったのね。どんな場所にいたって、ワタシはワタシ。他の誰かがワタシの代わりになろうとしたって、それはできないもの。【勇気さえ諦めなければ、ワタシらしい花が咲くんだわ。

【天界から…ふたたび】ふぉっふぉっふぉっ。ほぉー、様子が変わってきたじゃないか。自分を縛るモノは、自分以外の何モノでもないことに、ようやく気づいたようじゃな。考えだしたらキリがないからな。いつまでも踏み出さずに留まることは、未来を止めることじゃよ。信じる道を行くこと。考えながらでも、進むことはできるのじゃから。Good Luck!


本日は、ここまで。次回【水の旅…Ⅵ】へと続きます

OSHO禅タロットは、禅の精神が込められたカードらしいです。私は、そちらの方は、あまり興味がないのですが、『禅即実践』という教えのもと、とりあえず行動してみる!という考えは、思い切りがよくて、好きです。

今、感じていること、今ココに生きる大切さを、禅タロットは気づかせてくれます。禅の教えは、自分以外の他者と比較することを、とても嫌うそうです。自分の中に在る価値に気づくこと。人と違って当たり前だということ、自分の人生に、責任をもち、自らを鼓舞して生きること。あなた自身が、現世の自分のマスターになれ、実践あるのみ!と、立ち止まることを許してくれない感じ…?は、なかなか厳しいものがありますが、使うほどに、禅タロットが心を豊かにしてくれます。たぶん…

あなたが、この世界で、体現したいことは、なんですか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Kohyuzu(こうゆづ☆)